1日1件電話をするだけでも、子どもたちに思いが伝わる
こんにちは、篠木です。
休校措置が続いている中で、子どもたちに学びを届けるにはどうしたらいいか考えるシリーズ2回目です。
子どもが学校に来れない中、授業をする方法でトレンドなのがzoomなどのオンライン双方向授業。
また授業を録画してyoutubeなどに上げて、自由な時間にみれるオンデマンド方式。
都市部の学校ではタブレットを全ての子どもに配布するって言ってたね。
じゃあ、それができない予算がない地方自治体や、私立の学校はどうしたらいいのか。
授業は遠隔だけだと思っていないか?
・子どもたち全員がタブレットやパソコンを持っていないから。
・無制限wifiが整っていない家庭があるから。
・そもそも、zoomとかyoutubeとか分からないし、パソコンも苦手だから。
そんな風に思う教育現場も多いと思う。
でもね、従来のやり方をでもやれることはあると思うんだ。
ある地域では、先生がお便りを印刷して、担任している世帯にポスティングしているんだって。
そのお便りには、「一緒に頑張ろう」ってメッセージとともに、数学(算数)の問題や漢字の書取りのポイントなんかが書いてあるそうだ。
そんなに頻繁ではないようだけど、これが届くだけでも先生の思いが家庭に伝わるし、家で、そのお便りをきっかけに例え1問でも勉強することができる。
ポスティングだから、直接接触することもないしね。
今ある方法で何ができるか考えてみた
そんな風に考えると、これまでのやり方でも学びを届ける方法はあるんだよね。
①学校配信メールに、問題を載せる。
うちの地域には学校メール配信システムがあって、緊急の連絡などの配信に使われている。
学校一斉のものもあれば、学年単位で配信することも可能だ。
ならここに1日1メール、問題を書いて学年ごとに配信してはどうか。
例えば、小学校6年生の配信メールで、
リトマス試験紙で赤色に変わるのは酸性?アルカリ性?
って問題を配信して、スクロールした後に正解や、教科書のページを載せておく。子どもに考える時間を作るためだ。
保護者のスマホに届いたっていい。保護者が帰宅したら見せてあげたらいいし、何より保護者にとってはこの長い時間どうやって子どもに勉強を教えたらいいのかとっても困っていると思うから、役に立つと思うし、何より先生の存在が家庭に伝わるよね。
先生の側も、理科担当とか算数担当とか決めておけば、負担も減るだろうし、何より1日6時間教え続ける実績があるわけだから、そんなに大変じゃないと思うんだ。(そう思うのは私だけ?)
②1日数件、電話でやりとりする。
①のメールは、電話だってできる。
あらかじめ家庭訪問のように日時をそれぞれ指定しておいて、その時間に電話すれば、1人で留守番している子どもも安心して電話に出ることができるよね。
声のやりとりをするだけでも、子どもに安心を届けられると思うんだ。
毎日担任している全ての子どもに電話は負担だろうから、家庭訪問ペースでやれば、そんなに負担はないんじゃないだろうか。
在宅ワークの先生で電話番号を知られたくないなら非通知ですればいいし、電話代が心配なら、、、う〜んそれは予算をどうにかやりくりできないかな。非常事態だし。
何より社会見学などの予算は中止で浮いていると考えられるので、その分を電話代とか、プリント郵送代に回せると思うのだけど、どうだろう。
強者の先生だったら、保護者や子どもとラインで繋がってるって人もいるかもしれないね。
だとすると、ライン通話は無料だから、お金の心配はないよね。笑
そう考えると、学年とか学級単位で独自にラインアカウントを取れば無料で電話やメッセージを取れるよね。
③1日20〜30分だけ、数人ずつ授業をする
「これは危険!やるの大変!無理!」って思われるかもしれないけど、何ができるか考えるためにあえて書きます。
1クラス40人で2クラス。小学校6学年で計12クラスの場合。2メートル間隔を考えると、1つの教室に8人が限界かな。だとすると40÷8で5グループ。
月曜日〜金曜日まで5日間、同じ授業をグループを変えて繰り返す。
例えば1時間目は1年生、2時間目は2年生、、6時間目は6年生。
玄関で密集することも予想されるから、勉強時間を20〜30分にして、燦燦午後帰していく。
それでも、どの子も週1日、学校に来て学ぶことができる。
体育館に2m間隔で机を並べて、今日は3年生とかって決めて、大画面に板書を映して授業することもできるかもね。それだと一気に1〜2クラス授業ができる。
もちろんそれぞれ授業が終わった後に消毒が必要だし、登下校の道中のこともあるからこれを実施するためにクリアしなければならない課題はあるよね。
だから、不可能を承知で書いています。
ただここで言いたいのは遠隔授業ができなくても、今までやってきた方法でも何かしらできないかってことなんだ。
今、子どもの世界から教育、先生の姿が消えているのだから、たとえ週に1回でも何かのやりとりがあるだけで、子どもや保護者に学校の姿勢が伝わって安心が届けられると思うのだけど、いかがだろうか。
コメント