センスの磨き方

センスとは体験と情報量の総量である。常に学び、アウトプットすべし。

先日はエクスマレプリカンズのオンライン研修。
エクスマとは基本はマーケティングの研修なのだけど、広く美術の歴史や文化などにも触れられて、仕事人として教養を深めることもできる。
詳しくはこちら。

エクスマ
カンディンスキーの絵も学びます^^
研修のメンバー。様々な業種の人が集まってる


この日も大好きな絵を話を聞きながら、いかに自分の仕事に結びつけていくかを考えていく。

「自分の中の美学をどう持つか」
「芸術は思想である」

そんなことを話し合いながら、自分の仕事と結びつけていくのね。

センスを磨くにはどうしたらいいのか

作品を制作する上で、技術やセンスを磨きたいって誰でも思う。
じゃあ、どうしたらセンスが良くなるのか。

この講座の主催、藤村正宏先生 は、

センスは体験と情報量の総量である

って話されてた。
例えば、絵を描くにしてもただ描きたいように描くだけじゃなくて、色彩や構図を学ぶとグッと画面が引き立つよね。
プロの作品を模写したり、美術館に足を運んだり、好きな作家の作品集を食い入るように見る。
そうすることで、何がいいのか、どう描けば自分の描きたいテーマに近づくのかをどんどん深く考えることができる。
これが情報量(知識)ってこと。
何も知らない人より、知ってる人の方が作品がしまるのは当然。

まあ、何も学ばなくても最初からできる天才もいるだろうけど、その人はおそらく自然や日々の生活の中から何かを学んでるんだと思う。

そして体験。つまり実際に手を動かすことなんだな。

自転車の乗り方の本を読んで、自転車にかっこよく乗れるか

ちょっと考えてほしい。
小さい子が自転車の乗り方の本を
読んで、いきなり安全にかっこよく自転車に乗れるかってこと。
実際に自転車に乗ってみないと感覚が掴めないよね。

洋服だってお化粧だって、色々自分で試すからおしゃれになったり綺麗になったりするんだ。

だから、センスを磨くためには同じように学ぶだけじゃ足りない。
実際に手を動かして、作品を作り続けなければならない。

偉そうにこの記事を書いてる私も、最近デジタルペイントツールの練習を始めた。
これまでもテキトーに描いてはいたけど、上達するのに時間がかかるよね。
ちょっとサボると使い方すぐ忘れちゃうし(~_~;)

このブログも一緒だ。
しばらくぶりに書こうと思ったら、サイトに入ることすらできなくて四苦八苦(笑)。
文章だって、数行書くのにウンウンうなって、時間かけた割に大したこと書けないし。

だから自転車も、ファッションも、文章も、美術も、とにかく創り続けることでしかセンスは磨かれないんだな。

アーティストは誰でも、自分のセンスを高めたいと思う。
かっこいいのを求める人もいるし、気持ち悪いのを追求する人もいるだろう。
新しい何かを掴みたい人もいるし、いかに伝統を引き継ぐかを考える人もいる。

いずれにしても、自分がほしい何かを掴みたいなら、そのことについて学ぶことだ。
そして創る。
上手く創れなくても、誰にも認められなくても、その積み重ねがその人のセンスになる。

「センスがない」って泣いてる時間があるなら、
とにかく何かを創り始めることだよ。

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